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断熱工法

住宅づくりにおいて欠かすことのできない“断熱”。

快適な空間にするための断熱工法とは、どのようなものでしょうか。

 

◆断熱工法とは。。。??

断熱工法には内断熱と外断熱があり、現在普及しているのは外断熱工法です。

内断熱工法では断熱材の欠損部分ができるため、壁が外気温の影響を受け、その結果結露を生じてしまいます。

また、躯体は熱による膨張・収縮を常に繰り返し、ヒビを作って建物の寿命を縮めます。

これに対して、外断熱工法は躯体の外側に断熱材を配置するため夏冬の外気の大きな温度差を与えず、躯体の熱膨張をなくします。

欧米では、コンクリート建造物の標準的な断熱工法として、ドイツ・北欧を中心にオイルショックを機に数十年も前から使用されていました。

従来、日本では内断熱工法が標準的に使用されていましたが、近年は外断熱工法への注目が高まっています。

 

◆外断熱工法の種類は。。。??

大きく湿式と乾式に分類されます。

○湿式工法・・・コンクリート躯体に、ある程度透湿抵抗を持つポリスチレン等の断熱材を密着させて、両者の間に通気層を設けない工法。湿式工法の場合、コンクリートを通過して室外に流れる水蒸気が断熱材に直接触れるため、水蒸気の通り道で凍結が起きる場合、凍害などにより耐久性に問題が発生する可能性がある。この点、乾式工法に比べると、夏型結露の起きにくい断熱工法である。

○乾式工法・・・コンクリート躯体と防水性グラスウール等の、透湿抵抗をほとんど持たない断熱材で密着させずに包み、さらにその外側に建物の外壁を設置して、躯体と外壁の間に通気層を設ける工法。この場合、コンクリートを通過して室外に流れる水蒸気や、外壁と躯体との間に浸透する雨水等を通気層で乾燥させることができる。ただし、コンクリート躯体から断熱材や建物外壁を支える支柱を多く張り出す構造となるため、躯体本体への施工期間は長くなる。放射冷却等で外壁表面温度が下がると、自動車の屋根や硝子に霜がおりるように、建物内部から浸透した水蒸気が外装材裏側に結露を生じることがある。躯体温度が低いときに外気温度が急上昇するとき、夏型結露が起きやすい工法で、寒冷地向きである。

 

◆外断熱工法の利点は。。。??

・室内に結露が発生せず、カビ・ダニの被害を抑えることができる。

・外気温変動による躯体の膨張収縮が少ないため、耐久性が高い。

・高い熱容量を持つ躯体が断熱材の内側に置かれるため、室温の変動が抑えられ冷暖房の効率が良い。

・建物内部(部屋間)での温度差が少なく、ヒートショック現象が起こりにくい。